暑

すさまじい暑さだ。
灼熱だ。

外から帰ってきた時や、お風呂上りは
パンツ一丁でエアコンの真下で涼みたい。

さすがにパンツ一丁は気が引けたので
先日、ズボンだけ履かずに涼んでいたところ、
娘が必死に何かを訴えた。
何事かと思いつつも涼んでいたら
私のズボンを必死になって引きずってきた。
そして、とにかく必死に私の足を指差しながらズボンを押し付ける。
　
私の太い足が見るに耐えなかったのだろう。
すまんかった。


そして、今日。
またズボンを持ってこられるとちょっと困るので
とりあえず隠してから涼む。

するとまた必死に訴える娘。
ダメだよ、こんなぶっとい足さらしちゃ。ヤバイですよマジで。
誰かに見られたらどーすんですか。ちょっとは自覚なさい。
と、言いたげな感じ。

しかし、私のズボンは見当たらない。

しばらく考え込んでいたが、
隣の部屋まで行き、引き出しから娘のズボンを持ってきた。
そして必死に足を指差しながら、自分のズボンを押し付ける。

いや、本当にありがとう。
そして、太くてごめん。